重量鉄骨中古戸建リノベーション編 その9、外壁検討の巻

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という事でリノベーションしようと思って購入した中古戸建のリノベーション費用について、購入可否判断を行った当初の見積りは1,345万円でしたが、あれも欲しいこれも欲しいもっと欲しいもっともっと欲しい、とブルーハーツ的なことをやってたら1,700万円になってました。

さて、この記事にて今回購入した物件の外観をうちの奥さんがずたぼろにディスってまして、まあ実際表面のコーティングは完全に剥がれていて築35年以上の年季の入りっぷりを感じさせる外観ではあるわけで、可能であればキレイにしたいと考えてました。

当初の見積りでは表面を高圧洗浄した上で塗装する予定で金額としては約100万円だったわけですが、その場合キレイにはなるけど外観としては築年数なりのものとなるとの事でした。古ビルの大規模修繕で外壁は色だけ塗りましたー、的な感じ。うちの奥さん的にはそれでは不満みたいです。第一印象が悪すぎたみたいで、なんとかならないものかとリフォーム屋の営業さんに相談しました。すると、外壁の上張りが可能との話でした。これで外観はガラっと変わるそうで。いわゆるカバー工法というやつですね。カバー工法だと一般的には重量の問題で窯業系サイディングの採用は難しいらしく金属系サイディングを使用するとの事なのですが、流石は重量鉄骨、窯業系サイディングのカバー工法でも重量としては問題無しとの事でした。窯業系と金属系で一長一短はあるみたいですが、価格としては確実に窯業系<金属系なので、窯業系サイディングで行けるのはありがたい限り。

そして気になるお値段は?

540万円です!

俺たちの戦いはこれからだ!シキシマ先生の次回作にご期待ください。

でも、かなり多めに見積もった概算との事。近々外壁が値上げになるらしく、その金額が分かった段階で外壁業者に今回の物件を実際に見てもらって、正確な金額を算出するとの事でした。また、東西南北の四面張り替えで算出してるけど、マンションに隣接している北面は目立たないので塗装のみにする事でしてさらにお安くできるとの事。まだ打ち切りにならずに済みそうです。

そして、しばらく経ってから見積りの連絡が来ました。オープン・ザ・プライス!

690万円!

アイエエエエ! 値上ガリ!? 値上ガリナンデ!?

とニンジャスレイヤー的な驚き方をしながら詳しい話を聞いてみると。

「現在の外壁はタイルかと思ったけどよく調べたらALCパネルというものにタイル調の模様をつけただけのもので、そこに外壁を上張りするとALCパネルにサイディングを固定するために開けた穴がいずれ緩んでしまい危険なため、現在の外壁を撤去してからサイディングを貼り付ける必要があり、外壁の施工面積は減ったけど撤去費用が上乗せとなったのでこの金額になります」

という事で外観については諦めるしかないのか、うちの奥さんにぶちぶち文句を言われながら日々を過ごさなければなれないのか、と鬱々としていたところ、営業さんから塗り壁を提案されました。

塗り壁? 鬼太郎の仲間?

いや、それはぬりかべ。「塗り壁とは外壁の下地に土などを厚く塗ることで様々な模様を作り出す工事方法」だそうです。現在のALCパネルの外壁の上にまた下地を作って、その上に塗り壁を作るそうで。これなら古い外壁の撤去は不要ですし、ALCの断熱効果を活かすことも出来ます。窯業系サイディングの事ばかり考えていて、他人様の家で窯業系サイディングっぽいものを見つけるたびに「この外壁はあの家に合うかな?」とかやっていたのに突然塗り壁が「ぬりかべー!」と現れた感じです。その場合は結構な交通事故ですね。

お値段は420万円との事です。冷静に考えると滅茶苦茶高いんですけど、540万円とか690万円とか言われた後に420万円と言われると「…ありかな?」と思ってしまうあたりすでに冷静な判断が出来なくなっている気がします。見た目を良くするだけで420万円とか正気の沙汰ではないと思うのですが、断熱性能向上やメンテナンスコストも含めて考えて塗り壁の道へ進むこととなりました。

というわけで、1,300万円だった見積もりは無事に2,120万円でフィニッシュです!やったね!

もちろんこのまま行くと資金繰りが破綻するので、次回はこれを可能な限り削ります。

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