重量鉄骨中古戸建リノベーション編 その2、物件購入の巻

これまでのあらすじ。

いろいろあって約2,300万円の築35年重量鉄骨中古戸建を買うことになりました。

物件購入申し込みの前に住宅ローンの事前審査が必要となります。物件代金+諸経費の2,500万円で審査申し込み。問題無く通過。今回の物件、諸事情あり容積率をちょっとオーバーしていて、そういう場合はそもそも住宅ローンを組ませてくれない銀行が多いのですが、いくつかの銀行は容積率オーバーが何%以内ならOKみたいなルールを設定しているようで、その中の一つの銀行でお願いしました。金利的に不利になるかとも思ったのですが、それでも変動金利で0.5%だったので決して悪くないです。築35年のため住宅ローン控除が適用されないのがかなり痛いですが、それはルールなので諦めるより他ないわけでして。

ただ、問題が一つ。住宅ローンを二重に組むことは出来ないので、新しく住宅ローンを組む際には今のローンを完済する必要があります。現時点でのマンションの残債が約1,800万円也。我が家の普通預金を全てかき集めて、定期預金も解約し、持っている株もあらかた売却し、あまつさえ長男誕生時に色々な人からもらったご祝儀を長男名義で口座作って貯めていて将来免許取得とかまとまった出費がある時に渡そうと思っていたお金があるのですが、それすらも一時的に使わせてもらえばギリギリなんとかなる金額です。ちなみに長女誕生時はコロナ禍真っ只中でほぼ誰とも会えていないのでご祝儀もほとんどもらえませんでした。世知辛い世の中です。

閑話休題、現在の住宅ローンを完済すると今住んでいるマンションが売れるまで我が家の預貯金がゼロとなるので、何かしらの緊急事態で現金が必要となった際に詰むのがネック。とはいえ他に方法はないので、何事もない事を天に祈ることになりました。基本的には無宗教ですが、こんな時だけ神頼みです。

という事で、不動産購入申込書の提出となります。表示価格は2,300万円でしたが、不動産屋の営業さんと相談した結果、購入希望価格は2,200万円で行ってみることとなりました。実は僕の前にこの物件の購入を打診していた中古住宅再販業者は2,100万円にて申し込んだらしいのですが、交渉決裂して僕に順番が回ってきたという経緯があるのです。200万円の値引きは難しいけど100万円なら行けるかも、と営業さんの肌感覚を信じて交渉をお願いしました。

ちょっと難しいかなー、と思っていたらなんと希望通りの金額で成約しました。交渉は難航したそうなのですが、2時間ぐらい懇々と説明して納得してもらえたとの事。総額4,000万円近くの話なのでうっかり100万円ってのが小さく見えますが、100万円値引きって冷静に考えるとたいぶとんでもない話ですよね。この営業さんは爪に火をともして塩のみで生きていくつもりだったシキシマ家の救世主となったので、現在住んでいるマンションの売却も全面的にお願いすることとなったのですが、それはまた別の話。

物件の引き渡しは11月末となりました。そしてこのブログでは今まで時系列について一切触れてこなかったのですが、この記事の時点では2021年8月下旬の話となります。一番最初に内見に行った築浅中古住宅の話が2021年7月頭の話なので、この2か月間で

  1. 築浅中古戸建購入検討
  2. うちの奥さんの親御さんからお金借りられるみたいなので新築分譲住宅購入検討
  3. さらにお金借りられそうなので土地&注文住宅購入検討
  4. 近所に良い感じの物件があったので中古戸建購入&リノベーション検討

と、ころころ方針が変わっていったわけです。なんだそりゃ。でも、それが功を奏したのが、元々マンション派で戸建購入には後ろ向きだったうちの奥さんが、「マンションor戸建て」という選択肢だったはずなのに「中古住宅or分譲住宅or注文住宅」という選択肢にすり替わることにより自然と戸建購入の方向に進められたという点がありますね。奥さんも途中で不思議がってました。

そんなわけで物件の手配は完了したので、ここからリノベーションの詳細を詰めていく事となります。リフォーム屋から参考としてもらった見積書の1,345万円はあくまで概算で、ここから足したり引いたりってのをやるわけですね。出来れば引きたいところですけれども。

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